「三つの主応力(σ1,σ2,σ3)のうち最も大きいものをσmaxとすると,σmaxが材料によって決まるある応力σtに達すると破損する。」という仮説を最大主応力説(maximum principal stress theory)と言います。ランキン(Rankine)によって提唱されました。延性材利用の場合のσtは降伏応力σyになり,脆性材利用の場合のσtは引張強さσBになります。式で表現すると次式になります。
σ1が最大のとき,σ2とσ3を全く無視しますので大丈夫かなと素人考えをおこしていますが,無視して大丈夫です。鋳物などの脆性材料に引張荷重が作用するときに向くと言われています。基本的に圧縮応力の場合は適用できません。
仮想仕事の原理 を追加しました。